先日テレビで、過疎地に臨時職員として雇われた男性が1年間で契約を解除されたというニュースを見ました。
番組の内容だけではどちらが悪いかは外部の人間には分からないと思いますが、
以前にそこに来ていた医療従事者も体調不良を理由に辞めたりした事、
その地域が男尊女卑がひどく外部の人間に閉鎖的だったことなどを考えると、
何となく分かる人には分かるのではないでしょうか。
契約の解除も村民の意向で理由は「頼んだことをやってくれないから。」との事ですが、
男性の言い分は「時間外などは断った事もある。私にも生活はあるので。」
対して村人は「前の人はやってくれた。」
でも前任者は辞めています。堂々巡りですよね。
背景には圧倒的にお互いのコミュニケーションの不足が考えられますが、
何となく仕事を依頼する側の図々しさが感じられるのは、この男性が言っていた内容が至極まっとうだったからだと思います。
対して村人側は「雇っているんだから。」という傲慢さがプンプン臭ってきます。
自治体は今後この過疎地の為の臨時職員を増員するそうですが、
大きなトラブルに発展しない様、双方の擦り合わせをしっかり考えたほうがいいと思います。
雇われた側にも生活があります。急ぎでも無い事で時間外に便利屋の様に頼まれたら、腹も立つでしょう。
ブラック自治体にならないように気を付けてほしいですね。